本日のカメラ:LUMIX S5
世界の車窓からという柄でもないが
中目黒到着
3年前からでしょうか、月2回、東横線沿線のお宅へ往診をしています。それまでほとんど使ったことがない路線なので、とても新鮮な移動ではあります。途中下車が好きな街好きな私も、時間があればこういった街を歩いてみたい。しかし、往診の荷物も持っているし、往診後は遅くなるしでほとんど実現できていない。
さて、ということで、休みのときに行ってみようと決意。
東横線から見える古本屋に行ってみよう!と出発した。
目的の古本屋は、中目黒と祐天寺の間にある。どちらかというと祐天寺寄りだ。
ということで、副都心線に乗って祐天寺を目指すことに。
私は基本的にノープランで、行き当たりばったりが好き。天気がどうのというのすら見ずにほんとの行き当たりばったりだ。
そこで先ず原宿駅から副都心線に乗ったわけなのですが、今日は平日。
平日、原宿駅には急行は止まらない。
なので、私は各駅停車に乗ったと思っていたのだが、中目黒の手前でのアナウンスでは、「次は中目黒です。この電車は急行ですので、自由が丘まで止まりません。次の祐天寺などへは各駅停車にお乗り換え下さい」という。
なんか各駅停車に乗り換えるのも面倒だから、この際、中目黒からでも目的の古本屋まではそれほど遠くないはずだから、ここで降りてしまおう、ということにした。さすがノープラン。これは独り歩きの醍醐味。奥さんがいたらこうはなるまい・・・。
線路沿いに祐天寺へ
そしてこれもノープラン。
スマホの地図なんて見ない。
ただただ線路沿いに歩いていけば祐天寺には着くだろうから、問題ない。
さあ、祐天寺を目指して歩いてみよう。
と・・・
歩いていくと、中目黒の商店街もなかなか面白そうだ。
とくに、祐天寺へ向かう線路沿いは、庶民的な商店街ではないか。
中目黒=EXILE、中目黒=ヤエカ、中目黒=おしゃれ、みたいな図式が全くに合わない通り。
外国人のツーリストであろうか!?
「こっちは若者が集まる中目黒ではないぞ!」と思わず声をかけたくなるが、カメラを向けてる怪しいオッサンと認識されたのか、睨まれたのでそれはやめることに。
なかなかいい商店街、スナップカメラマンとしてはそそる。
今回の目的の古本屋ではないが、魅力的な古本屋を発見。
たくさんの本が未整理のまま無造作に積みあがっている。
中に入ろうにも入れない。
一度足を踏み入れたら二度と外には出てこれそうにない印象だ。
中目黒は多国籍な街なのだろうか、こんなお店もある。
普段なら中に入るところだが、先を急ぐショートトリップでは残念ながら時間がないのだ。
やっているのか、やっていないのか・・・
もしかしたら掘り出し物でもあるんじゃないかと感じるカメラ屋さん。
リノベーションして使えないかなぁとも思う。
シャッターに描かれた絵が、落書きにしては出来すぎに思えるから、これはもしかしたらアートなのだろうか?もしかしたら、すでにリノベーションして飲食店でも入っているのかな?と思ったりして写真を撮る。
そんな感じで、ぶらぶらしながら中目黒の商店街は終わってしまい、いよいよ祐天寺ゾーンに入っていく。
祐天寺までの道のり
電車に乗っていると気づかなかったが、中目黒から祐天寺までは意外と登り坂だったりする。
この日はとても暑かったので、真夏のような汗をかく。
ところどころ、こんな高架下があるのがおもしろい風景だ。
高架下をくぐったところには、どんな世界があるのだろう。
また、向こうからやって来る人は異次元世界からの使者なのだろうか?
出会い頭に、何か出てきたら面白いだろうな。
そんな想像をたくましくしてくれる感じがする。
そうこうしているうちに、住宅街へ。
かなりひっそりしていて、かえって怖い。
うっかり写真を撮ってます、なんて言えない雰囲気だ。
でも、仕方がないよ、だって、私は線路沿いを歩いてきただけだもの、山下清です。
そして、この住宅街を抜けると、ぽっかりとこんなカレー屋さんが出てきた。
確か、テレ東の『開運なんでも鑑定団』で見たことがあるお店だ!
鉄道ファン、いわゆる“鉄っちゃん”の間ではかなり有名なお店らしい。
こういう物件に偶然出会うというのも、ノープラン散歩の面白いところなのだ。
面白そうだけれど、ちょっと入るのが恐いので今日のお昼はここではない・・・。
先ずは目的地の古本屋まで行かなくては・・・また来よう・・・。
祐天寺は田舎町のよう
祐天寺の駅前は、まるで地方の小さな町のようだった。
とても東京の都会とは思えないくらい質素な佇まい。
となりが中目黒なだけに、このギャップはとても驚きに値する。
こんなお店もある。軽く確認したかぎりでも2店舗もあるので、祐天寺では幅を利かせているのだろうか。「なんかないかなぁ~」と歩いていて、「ナンカ堂ならなんかありそうだぁ~!」ってことなのかな、ナンカ堂!
駅前のこのビルも、なんか外壁がブロックでアートを主張。一階にケンタッキーが入っているところも田舎っぽい。
そして、時間が止まってしまったままのお店。
そして、カッコイイ、地元で見つけたジャンパー。
とても小さな商店街を歩いて、11時の開店とほぼ同時くらいに古本屋に入る。
なかなか筋の通った品揃え。
しばらく物色して、数冊購入。あまりお客がいないのか、逆に購入した私にびっくりするくらいの店主。
と、まぁ、小さな発見のある小さな旅なのでありました。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
また、運営上の事情により、写真のファイルは圧縮や画面に合わせて縮小せざるを得ないところがあります。よって、本サイトで掲載している写真は、カメラの性能をそのまま現したものではなく、また、本サイトの目的はカメラの性能を示すためのものではないことをご了承ください。
しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。