本日のカメラ:CONTAX ST
友達を作る
友達ってなんだろう
最近、「友達」という言葉に敏感であります。
友達という言葉を別の言葉に置き換えたら、何になるのだろうか?そして友達という言葉から受ける印象って、なんだろう?
友達、ともだち、友人、フレンド・・・
仲間・・・?
励まし合うもの・・・?
理解者・・・?
通じ合うもの・・・?
気楽な関係・・・?
助け合うもの・・・?
何があっても味方でいてくれる存在・・・?
いろんな言葉に言い換えられ、いろんな印象を受けるのが友達という言葉。
そして、その意味合いや定義の範囲などは、人それぞれで異なるだろう。
それにしても、友達って?
人生において大切なもの
三年前から往診している方。この拙い写真ブログですでに何度か出てきている、私がこれまでの人生で最も尊敬し、憧れるY・Tさん。
ある時、私は、漠然とY・Tさんに伺った。
(私)「人生ってなんでしょうね?」
Y・Tさんはしばらく考え込んだ。
目を閉じて、苦虫を噛むような顔をしている。
そして、パッと目を見開いて言ったのだ。
(Y・Tさん)「やっぱり友達かな。今あるのは、友達のおかげだ。友達は大事にしなさい。」
そして、Y・Tさんは私に言ってくれたんだ・・・。
(Y・Tさん)「こうして瀬戸さんとも友達になれたしね。いい友達がいるってしあわせだよね。」
私は、とてもとても、このY・Tさんのことを友達とは呼べない。年齢もだいぶ上だし、仕事の上でも、キャリアや名声の上でも、私はこのY・Tさんの足元にも及ばない。いや、もちろん、肩を並べることが友達の条件ではないのはわかっている。しかし、ある程度対等というのか、同じ目線で見れるくらいの人を友達と呼ぶんじゃないかと思っていたから、私がY・Tさんの友達になるということは恐れ多いことだと思ったのだ。
そしてもう少し私情を挟めば、私は、これまで友達という存在をあまり意識していなかったから、急に友達と言われても咄嗟に理解できず、あれ?、え?、友達が大事?、とちょっと面食らってもいたのだ。
さらに言えば、こんな偉大な方に目をかけていただき、そして友達とまで言われたのだから、そこまで信頼していただいていることに感謝したし、なんとも恐縮であったし、なんとも有難くて、ジーンと涙が出てくるほどであったのです。
そんなこともあって、友達ってなんだろう・・・?
再び問いかける・・・
友達ってなんだろう・・・?
人生において大切なもの。
それは、友達・・・。
Y・Tさんにここまで言われたのだ。
もう一度、自分の人生なのだから、自分が出会ってきた人々を思い浮かべて、“友達”という存在を大事にしたいと思ったのだ。
フィルムから
今回の写真は、今から30年ほど前に撮ったものです。CONTAX STと呼ばれるフィルムカメラで、たぶん、コダックのT-MAXあたりで撮ったのだと思います。自分でフィルム現像したものですが、あまりうまくなかったのでちょっと傷が入ったり、ムラがあったり。あの時もっと練習を積んでいれば良かったな・・・。その後の保管もあまり良くなかったのだろうと思います。それがかえってノスタルジアを誘っているかと良いほうに解釈しつつ。
そのフィルムをデジタル化するサービスにお願いして、そのデジタルデータで載せています。人生半ばを過ぎるといろんなものがかさばってきていますので、フィルムはもう捨てて、デジタルデータで残そうと思っていて、これはとても便利なサービスですね。
いずれそのデータさえも消えてなくなるんだろうなと、この世の儚さをモノクロフィルムと重ねて感じております。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
また、運営上の事情により、写真のファイルは圧縮や画面に合わせて縮小せざるを得ないところがあります。よって、本サイトで掲載している写真は、カメラの性能をそのまま現したものではなく、また、本サイトの目的はカメラの性能を示すためのものではないことをご了承ください。
しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。