本日のカメラ:SIGMA DP2 Merrill
2月後半に初詣へ
もう半年前のことですが・・・
今年のお正月は何かと忙しく、結局、恒例の初詣巡りが出来ませんでした。
でも、それで初詣をしないのはどこか居心地が悪い。
ということで、だいぶ遅れて2月後半での初詣となりました。
遅れたとはいっても、季節はまだまだ寒い頃。
寒さ対策をして、しっかりと出かけていきました。
そのときに撮った写真をご紹介いたします。
まずは、南千住にある素戔嗚神社から。
南千住に着くなり、和菓子屋さんへ。
そしてぶらりぶらりと素戔嗚神社に向かいながら。
いつもはお正月近辺に行くため、この辺りの商店街は全て閉まっていますが、今回は空いているお店も多く、いつもと違ってどこか明るい。あまり活気があるとはいいがたいけれど、それなりにお店が開いているのはやはり歩いていて楽しいもの。
本日の相棒であるSIGMA DP2 MERRILLはとても扱いにくいカメラだけれど、一枚一枚を大事に撮ろうという感じが出てくるし、一期一会の街の景色との相性が抜群である。
柴犬の毛もふっさふさのモフモフ。
このモフモフ・・・。
撫でたい・・・。
うーんでも、知らない犬を触ってはいけないよね、と言い聞かせて我慢する。せめて写真だけでもと、パチリ。
実は、この南千住の地は因縁が蠢いている。
この商店街は、現在「コツ通り」という名前がついている。調べたわけではないのですが、おそらくこのコツ通りの“コツ”とは、江戸時代の小塚原という地名に由来するのだと思うのですが、ここには小塚原刑場という刑場があったのです。江戸の二大刑場の一つで、橋本左内、吉田松陰もこの地で生涯を終えています。また、腑分けと呼ばれる解剖も行われていたのですが、ここでの腑分けに立ち会って一部始終を観察したのが、のちに『ターヘル・アナトミア』の訳書である『解体新書』を著した前野良沢、杉田玄白、中川淳庵であります。南千住駅近くにある回向院は刑場で命を落とした人々を弔うお寺なので、橋本左内や吉田松陰のお墓がありますが、それとは別に、なんと、あのプロレスのジャーマン・スープレックス・ホールドを産み出したカール・ゴッチのお墓があったりもして、プロレスファンの聖地でもあるという、なんとも時空を超えた因縁が降り積もった場所なのです。
刑場跡のお話しなどは、もはや今は昔ということではありますが、なんとなくそんなことをついつい考えてしまうのものです。しかし、やはり私にとっては格別大事な場所ということで、いつも素盞嗚神社は初詣に欠かさず伺うのであります。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
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