本日のカメラ:CONTAX ST
下手くそな写真ばかり(笑)
あの頃の写真
あの頃撮った写真をデジタル化してもらった。
もう、いい加減ネガは処分した方がいい。人生が続く限り、荷物は増える。ある程度処分していかなくてはいけないのだ。けれど、写真は捨て難い。ということで、デジタル化なのだ。今回、11本をDVDにまとめてもらったので、だいぶスッキリしました。
でも、そもそも、自分が撮った写真なんて意味があるのかどうか・・・。
なんて思いながらも、写真をデジタル化してみたのだ。
”あの頃”というのは大学生の頃。
いちおう、念のため言っておきますが、写真部に所属していました。
いや、それを言うと、はずかしい。
自分は写真部でした・・・口が裂けてもいえないぞ、俺!
だって、今見ると下手くそな写真ばかりなのだから。
ピントもズレているし、画角もよくわからない・・・。
我ながら、笑えてしまう・・・。
一度、高校で美術の先生をしている人に自分の写真を見てもらったことがあるけれど、けちょんけちょんだったなぁ。そのとき、私は、その方にわざわざ時間を割いて評価してもらったのに、心の中では「ざけんじゃねえぞ!」くらいに思った。
今思うとよくわかる・・・。
ついこの間まで美術の先生を恨んでいたけれど(笑)、悪いのは俺だ!
友達にも悪評されて、怒ってた俺!
その頃の俺、それじゃ成長しないぞ!!
もっと恥をかきなさい!もっともっと!
謙虚になりなさい、もっともっと!
何を考えていたんだろうなぁ。
それにしても、これらの写真を見て想う。
あの頃の自分、何を考えていたんだろう。
写真の出来不出来もバカなやつですって感じですけど、やっとこさ入った大学生活が楽しくて、自由で、いつまでも続けばいいなと思っていたのだろう。当時はまっていた寺山修司に強く影響を受け、そうなりたいと思っていた節も無きにしも非ず。就職なんてよくわからない、別世界の話のよう。写真で飯が食えるならその方がいいなぁくらいの感じだった。本人は真面目なつもりだったけど、でも、実際は安易で甘かったなと思う。それが写真に出てますよね(笑)怖かったんだな、自分の実力のなさが。
人様に見せられるような物ではないけれど、まぁ、その頃の自分、それでも若者らしく、自分の可能性を模索して生きてたよなって、良い方向に考えておこう、今更どうにもできないことだし。それもそれで笑いのネタとして残しておこう。
モノクロフィルム
よく見る写真関連のYouTubeで、フィルムはフィルム、デジタルはデジタル、それぞれ別物で、それぞれにいいところがある、なんてことを言っていた。デジタルカメラの使いやすさに慣れてしまい、そして、開放からパキパキとキレイに映る現代レンズを知ると、もうフィルムカメラには戻れないような気もしていたけれど、こうしてみると、フィルムもまたフィルムの良さがあることを再認識する。
劣化しないデジタルよりも、劣化するフィルムの方が、如実に“あの頃”を感じてしまうのだ。
今日の一枚
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。