憧れのホテル
本日のカメラ:Panasonic Lumix GX8
かつて受験生だった頃、駿台予備学校に通っていた私はお茶の水に頻繁に来ていました。駿台予備校の校舎はお茶の水に点在し、おそらくほぼすべての校舎に足を運んだのではないだろうか。模試や夏期講習、特別講座など、今思うとほんとうに母には授業料を工面してもらって申し訳なかったと思うほど。その授業料に対して大した成果も出せず、ほんとうにつらい思いをさせてしまったと、後悔だけが残る暗黒の時代。
お茶の水はたいして何もないところ。
個人的には予備校に通う以外は用事がないところになってしまった。
しかし、それでもお茶の水である。
“お茶の水”・・・といえば念頭に挙がるのが、そう・・・山の上ホテル。
池波正太郎をはじめとする文豪が愛したホテルとして有名です。
今回は、この山の上ホテルに泊まったわけであります。
ホテル正面、上部に「HILLTOP HOTEL」の文字。
フォントがとても風情がある。そして、なんとも薄暗くなりはじめた夕暮れに浮かぶところが粋であります。
階段の踊り場には、階を示す文字がある。
これもまた味わいが深いのだ。
そして階段はらせん状になっている。
下から見上げたり、上から見下げたり、これがまたたのしい。
東京都内に住んでいるのに東京都内に泊まるという贅沢。
たまには自分の住んでいる地域から離れるのが、こんなにも息抜きになり、こんなにも楽しいものだとは知らなかった。
東京都民の都民割り制度。
今回の宿泊をしてみて感じるのは、都民はこれはもっと活用したほうがいいなと思うこと。
在宅勤務、テレワークがこれから日常になっていくと、プライベートと仕事の区別がつかなくなっていくし、それによって環境の変化がないことによるストレスが増えていくだろう。日常と非日常を行ったり来たりして生活に変化をつけていくことが必要になる。ネットの環境さえあれば仕事はどこででもできるのだから、大いに利用するべきであろうと思う。
今回は、少し料金を足すといい部屋にグレードアップをしてくれるという。小さな庭付きの部屋が空いているので、特別にいかがでしょうか・・・なんて言われる。ああ、こういう選択を迫るやり方は嫌だなと思いつつも、まぁ、いいかとその提案の通りにお部屋をグレードアップ。
小さな庭・・・。
どうでもいいかと思いつつも、次の日の朝はそこの庭に出て気功体操をしてグレードアップを満喫させてもらった。みみっちい話ではあるが、元はとったということにしておこう、そこは庶民だから。
そして、朝の食事はお部屋で。
いわゆるルームサービスというものです。
でも、これはオプションとかではなく、コロナ禍ならではのサービス。みんでワイワイ食べては感染が拡がるということなのでしょう、そのためのルームサービス。これはこれでまた特別感がついてきて利用者としては有り難いけれど、ホテル側はたいへんですよね。
私は洋食で、奥さんは和食。
それぞれをシェアしながら楽しませていただきました。
短い滞在ではありましたが、同じ都内にいながら別世界を堪能。
リラックスしてリフレッシュ。
また山の上ホテルに泊まるのもいいなと思いました。
泊まらないまでも、ホテル内にあるレストランで食事をするのもいいかもしれない。
名残惜しくチェックアウトをして、研修先に向かうのでありました。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。
年季の入ったホテルは良いですね。
落ち着いた雰囲気が和ませてくれます。
30年振りの奈良ホテル本館、狙っています。