本日のカメラ:LUMIX S5
LOMO T-43 40mm F4にて
オールドレンズ
数年前からオールドレンズをいくつか購入している。
古いレンズということで、写りがレトロっぽく、また、現代のデジタルカメラと古典の融合というところが気分的にそそるわけで。そして、(今は少しずつ値上がりしつつあるようだが)オールドレンズは比較的手を出しやすく、種類も豊富というのがたのしい。
みなさんにもおすすめしたいものであります。
突然のシャッターチャンスには弱いかも
時間があれば街に出かけてスナップを撮りに行きたいところだけれど、なかなか時間がないのはいつものこと。
今日は 「LOMO T-43 40mm F4」というおもちゃみたいなレンズでじっくりいこうと決意して装着する。
しかし、こういうときに限ってシャッターチャンスは突然やってきて、あ、やっぱり現代の優れたAFのほうが良い!といってすぐに変えてしまったりもするのだ。我ながら覚悟が足りないものだと思うのだが、オールドレンズを使用するには根気も必要だ。
たとえば、猫がやって来るの図だ。
向こうから猫がやって来る。
オートフォーカスではないから、ピントを合わせなくてはいけない。しかも今回使っているLOMOのレンズはピントが甘いし、猫の動きに合わせるのは至難の業。
まぁ、でも、それはそれで面白い。
ロバート・キャパの著書のタイトルも、『ちょっとピンボケ』ではないか。
デジタル時代だから、フィルムの現像代を気にすることもない。これはこれで、デジタル時代ならではの楽しみ方なんだから、いいではないかなと思ったりも。
で、撮れた写真がこんな感じです。
最近のカメラはカメラ任せで何でもやってくれる。
その便利さに馴れてしまうと、こういったオールドレンズは使い勝手が悪いただの旧式に見えるだけかもしれない。
こういったピンボケの写真も“粋だなぁ”と思えるくらいの度量(センス)がないと、最新のカメラでしか満足できなくなるのだろう。
遊びで良いから
写真なんてかっこつけて撮るものでもない。
ましてや素人。
ましてや街のスナップ。
目の前で起きている現実、目の前にある世界、その世界が尊い。
それを収めることができれば、それでいいのだ。
安く買って、掘り出し物が手に入ればめっけもの。
偶然のような必然、それもまたオールドレンズの楽しみ方ではないでしょうか。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
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