レストラン『アポロ』訪問

本日のカメラ:LUMIX S5

『コム・アラ・メゾン』を知ってますか?

 赤坂にある『コム・ア・ラ・メゾン』というフランス料理屋をご存じだろうか?

 フランス料理というと、濃いソースにテーブルマナー、スーツを着た執事のようなウェイターさんがいるような、敷居の高いお店を連想されるかもしれない。

 しかし、赤坂の『コム・ア・ラ・メゾン』は、そういった、いわゆる私たちがイメージするフランス料理とは一線を画している。ここはフランス料理とはいっても、とあるフランス南西部の郷土料理のお店なのだ。だから、格式ばった感じもないし、濃いソースなどはない。ラタトゥイユをはじめとする、ごくごく田舎の家庭で出されるような料理ばかりなのだ。

 『コム・ア・ラ・メゾン』は、フランスの郷土料理しか出さない稀有なレストランとして、もはや業界内でも伝説となっているそうだ。それくらいこだわりのあるお店なのだ。

 上はラタトゥイユです。

 ラタトゥイユなんて、どこにでもある一品ですよね。なんならサンドイッチに挟まっているものもあるし、スパゲティやカレーなんかにのっかっているものも見たことあります。ラタトゥイユには失礼だが、ラタトゥイユは主役ではない。あくまで付き添いなんだ。それが世間の常識、いや料理人だってそう思っているはずだ。

 しかし、しかしなのだ。

 『コム・ア・ラ・メゾン』のラタトゥイユは、決して付き添いなんかじゃない。
 いきなり存在感を露わにしてくれるのだ。
 今まで食べたラタトゥイユは、全て偽物だったのかと思わせる、そんな逸品なのだ。

 そして下の写真は白インゲンのスープ。
 贅沢にも、その出汁は生ハムの骨なのだ。生ハムは入っていないけれど、生ハムの骨から取っている出汁なのだ。生ハムの骨から出る塩味だけで、他に塩地は一切使っていないと言う。この白インゲンのスープもまた、『コム・ア・ラ・メゾン』の代名詞なのである。

そしてレストラン『アポロ』へ

 『コム・ア・ラ・メゾン』については、改めて書くとして、今回はレストラン『アポロ』なのだ。

 今回尋ねたレストラン『アポロ」は、北府中(府中駅からも徒歩圏内)にある洋食屋さんだ。
 何を隠そう、ここは、『コム・ア・ラ・メゾン』のシェフである涌井さんのご実家なのだ。
 お父さんは仕事で料理を作るだけではなく、家庭でも料理をしていたと言うのだから、まさに涌井さんの舌を作った原点と言っても過言ではないのだ。

 フランスの郷土料理を、毎日実直作るシェフ・涌井さんを作ったお店に興味を持ち、ここまで辿り着いたのであった。

 そして、このブログ『遊人寫眞機帖』にしばしば登場する、あの渋い男の表情がにくいやつ、そう塩澤氏とともにやってきたのだった。

 あいかわらずいい笑顔だ。
 こう見えて、塩澤氏はスーパー眼科医。
 “スーパー”といっても、果物や野菜を売っているスーパーではない、念のため。

 「ここが涌井さんを育てたお店なんだなぁ」「いやぁ、ご両親もこの歳まで続けているってすごいねぇ」などと談笑しながら、お店の中を見回す。

 魅力的なメニューが並ぶ。
 この手書きのメニューも、また食欲をそそるひとつのギミックのようだ。

実食

 そんなたわいもない会話をしてるうちに、注文したメニューがやってきた。
 店内にはお客さんがいたので、ご両親の写真を撮るのことは憚れたので、食事の写真しかないのだけれど、メニューはお母様によって運ばれる。80歳を超えているので、少々足がおぼつかない感じがあるけれど、でも、しっかりと水平に保って運ぶ姿は神々しくもある。

 そして、うやうやしくやってきた一皿目がこちら。
 サービス定食の「メンチカツとポーク焼肉」である。
 この衣の揚げ加減、見るだけで美味しいと言うことがわかる。

 そしてこちらはハンバーグ定食。
 目玉焼きがいい感じです。
 意外にもシンプルなハンバーグで、ややニンニクが効いている感じがして、ここ『アポロ』の定番的な印象を与えるのであった。

 もちろん、“いただきます”は丁寧に手を合わせて。

アポロの案内

 ちなみに、レストラン『アポロ』の名前の由来は、あの月面着陸のアポロ11号から来ているそうです。
 当時レストラン開業にあたり、覚えやすい名前、記念になる名前、分かりやすい名前、そんなことを考えていた時に、そのとき一番の話題であった月面着陸が頭に浮かび、店名にしたそうです。なかなかいい発想ですよね。

 これを機会に、また食べに来るのもいいかなと思いました。
 お近くの方、ご興味のある方は是非足をお運びください。

 涌井シェフ、そしてご両親、ありがとうございます。

 とてもおいしかったです!

 今日の一冊

 使用しているカメラ・レンズ・機材

これまでの寫眞機帖

写真好き、カメラ好き、レンズ好き

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。

本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
また、運営上の事情により、写真のファイルは圧縮や画面に合わせて縮小せざるを得ないところがあります。よって、本サイトで掲載している写真は、カメラの性能をそのまま現したものではなく、また、本サイトの目的はカメラの性能を示すためのものではないことをご了承ください。
しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。

箱根の銘菓・箱根のお土産・おいしい和菓子(C)箱根孫三・花詩 温泉餅・くさのもち
Categories LUMIX LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 LUMIX S5

About

東京の表参道で鍼灸院と漢方薬店を営んでいます。趣味は写真、カメラ、レンズ。街のスナップなどを中心に、写真表現を楽しんでいます。鍼灸は、二階堂師匠から受け継いだ本治法と呼ばれる古典鍼灸をメインにしています。漢方薬はイスクラとJPSです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です