本日のカメラ:SIGMA dp1 Quattro
昭和が息づく新橋駅前
ちょっと用事がありましたので、新橋に行ってきました。
新橋といえば“サラリーマンの街”と称され、テレビなどのニュース番組では、たいてい新橋駅前にいるサラリーマンの街角インタビューが入ります。
写真を撮ったこの日は日曜日だったため、あまりその俗称のような光景はないわけですが、それでもやはり駅前はゴチャッとしてアジア的なところ。そして、昭和の匂いがするのだ。
その象徴の一つ、駅前にある「ニュー新橋ビル」。
雑居ビルで、中に入っているテナントは多種多様。そのカオスさが話題になることもある。
しかし、残念ながらこのニュー新橋ビルもいよいよ建て替えの模様です。今回は中に入りませんでしたが、どんなお店が残っているのか興味津々です。
大学生の頃、バイトでよく新橋に来てたものですが、このニュー新橋ビルの地下にあるゲームセンターでちょっとだけ油を売っていたこともあります。スチャラカなバイトくんでしたね・・・。ここで過去の話をしても誰も気づかないと思いますが、白状しておきましょう。
そんなことを思い出しながら、ぶらぶらと駅前周辺を散策してみる。
いわゆるスーツ姿のザ・サラリーマンという風情の人はあまり見かけませんでしたが、私服の人、休日だけど新橋に来るっていう人はそれなりに多いのか、まだ夕方手前くらいでしたがお酒を飲むお店はやっているところも多く、飲んでいる人もかなりいました。
そんなことを眺めながら、新橋駅の反対側へ。
新橋駅の反対側
新橋の飲み屋街がある反対側は、いたって簡素なビジネス街といった風情。
土曜日・日曜日は圧倒的にひっそりしている。
こちら側にあるのは、「新橋駅前ビル」。
ここもカオスっぽいけれど、中に入ったことは一度もありません。まだ稼働しているのかどうかもわからないほど、ひっそりとしています。
少しネットで検索してみると、「ニュー新橋ビルと並んで、新橋のサラリーマンの憩いの場所」とある。
新幹線に乗って東京へ戻ってくる。
新橋駅が近くになると、そろそろ東京駅か・・・と窓の外を見る。
そうすると、目に入ってくるのがこの新橋駅前ビルだ。
なんとなく、この新橋駅前ビルを見ると、“東京に来た”という気持ちがしてくる。
この新橋駅前ビルは1966年に竣工したようなので、かれこれ60年近く経とうとしている。背後にある最近できたであろうビルに比べると、ここは昭和であり、高度経済成長期の面影を残し、それがために、きっと“東京に来た”という気持ちを駆り立ててくれるのであろう。
残念ながらというべきか、この新橋駅前ビルも近々建て替えのようです。
もしコロナがなければ、東京オリンピック2020の勢いを借りて、どんどんと街は昭和から令和に変貌を遂げたであろうと思われるが、今はまだそのタイミングを手探りしているようで、街は時間が止まっているようでありました。
この景色がいつなくなるのでしょうか。
街は時とともに移ろいやすく、そして変化は絶えず進んでいく。
そのころの日本はどのようになっているのか、そして自分はどこにいるのか。
写真はまるでタイムマシンのように時間を止めていくのであります。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
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