本日のカメラ:SIGMA dp1 Quattro
1月2日、初詣をしてきました。
いつの頃からか、初詣は氏神様の他に、三つの神社を巡ることにしています。
それをいうと、なんて罰当たりなとか、なんて欲深いんだとか言われることもあります。
でも、自分なりに合理的に考えた末のこと。
これがまた東京散歩でもあったりで、楽しい年明けのイベントの一つであります。
そんな新年そうそう、歩いたところは三ノ輪周辺です。
三ノ輪周辺は下町風情が残っていて、歩いていると写真を撮りたいところばかり。カメラを構えてパチリというのは昨今とても気が引けるわけですが、でも、やっぱり街撮りが好きな小生にとっては楽しい時間。もちろんマナーを守って撮りながら。
お正月ですから、先を急ぐほどのことでもないのですが、この日はとても寒くて街歩きもたいへんです。指先もかじかんでくるし、足先も冷たくなる。なのでゆったりもしてられず。また、慣れないところから都バスに乗って移動なので、スマホを片手にキョロキョロしながらなので寒さも身に染みてくる。
今年は令和も4年となります。
改元のときは、皇室典範とどう整合性を付けるのかなど、けっこうな大騒ぎだったと思うのですが、もうあれから4年が経ったわけです。
明治、大正なんてとても古い。
でも、明治大学に明治屋とか、大正漢方胃腸薬など、明治や大正が入っていると、どことなく歴史を感じるし、それなりの価値を感じる。もはや元号というよりは、ひとつのブランドくらいのイメージさえある。
果たして昭和はどのような印象があるだろうか?
いまのところ、私の感覚ではまだ明治や大正ほどの優雅さはない。「それって昭和だね」とか、「昭和っぽいよね」などと、昭和というと時代遅れ感しかないような気がする。そしてつい最近までは、そんなこと言われてもどこ吹く風で、つい最近まで昭和だったじゃないのって思っていた自分もいる。
しかし、令和も4年となると、昭和がまた一段と遠のいていったような気がする。明治や大正にはまだまだ及ばないけれど、やや歴史を感じるような、古い響きになってきたようだ。
昭和の名残が色濃く残る三ノ輪を歩き、バスを待つ。
あぁ、今日はまだ1月2日だなぁと思いながら空を見上げると、歩道橋には「昭和」の文字が。
自分も一年一年、遠くへ来てしまったなぁと空の青さが身に染みるのでありました。
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。
明治生まれのおばあちゃん、大正生まれの親父、昭和生まれのお袋に兄貴に姉に私。
過ごした思い出に浸るとき、私はその時に居ます。
そして、犬の鼾で現実に戻ります。
味わい深い写真をありがとうございます。
今年もよろしくお付き合いのほどお願いします。