本日のカメラ:CONTAX G1
恩格貝・クブチ砂漠へ
包頭からバスでかなり揺られたと思う。
どれくらいだったろうか。
かなりの時間を費やして次の目的地、恩格貝へ到着。
恩格貝はクブチ砂漠があるところ。
砂漠というのは絵になるところだ。
目の前を砂の丘が広がっているのだ。
それは圧巻だ。
景色としては、今でいう“映える”ものではある。
ポプラの植樹
しかし、砂漠は環境破壊の現れなのだ。
もちろん、大きな目で見れば地球環境の変化というものは、地球そのものの変化も加わって起きているのだから、なにも全てが人間の手による環境破壊とは限らないだろう。
でも・・・
とはいえなのだ・・・。
もはや砂漠を目の前にして、それをいい景色だなんて悠長なことは言っていられない。
グレタさんのような過激な活動はできない(賛同を得られない)が、でも、何か一矢報いることはできるだろう。
そこで私たちは、クブチ砂漠でポプラの植樹をしたのです。
このクブチ砂漠の緑化運動を始めたのは、実は日本人。
その方の名前は、鳥取大学名誉教授であった遠山正瑛(とうやま せいえい)氏である。遠山氏は、鳥取砂丘で培った技術を活かして、クブチ砂漠の緑化活動に乗り出したのだった。その物語は困難を極め、あのNHKの人気ドキュメント『プロジェクトX』にも取り上げられたほどであった。
遠山氏の活動は中国でも称賛され、現地には銅像が建てられています。
中国でもたくさんの銅像があるのですが、生前に建てられたのは毛沢東と、遠山氏のみ(当時の記録で)。それだけ絶大な功績があったということがうかがえるエピソードなのです。
そんな遠山先生の銅像の前で撮った写真がこちら。
私も若い・・・(笑)
私たちはスコップが縦に一本入るくらいの穴を掘った後、ポプラの木を植えていきました。内モンゴル自治区は高緯度にあるけれど、陽射しは強いから熱い。私たち一行は汗をかきながら一人一人穴を掘っていったのであります。
みんなの植樹が終わったところで、水が放水されます。
私たちが植樹したポプラの樹は、今は一体どこまで成長したのだろうか?
私たちが植樹したポプラの樹は、はたして一矢報いることができているのだろうか?
あれからどれだけ時間が過ぎたのだろうか?
いつかまたこの地を訪れて、あのとき植樹した樹々がどうなったのかを見てみたい。
一緒に研修に行った二階堂師匠はすでに故人となってしまった。
しかし、二階堂師匠が育てた弟子たちは、私も含めて鍼灸で身を立て、社会貢献をしている。
私は師匠には怒られてばっかりであった。
気が小さかった私は、師匠に強くなるよう育てられたのだと思う。
私のような不肖の弟子も、こうしてポプラの樹のように根を張って生きております。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。
[…] 中国研修にて(5)・・古いアルバムから […]
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