中国研修・内モンゴル自治区・2007・CONTAX G1 (C)遊人寫眞機帖

中国研修にて(7)・・古いアルバムから

本日のカメラ:CONTAX G1

恩格貝を後にして

 私たち一行は、砂漠の街である恩格貝を後にして、今度は草原に向かった。

 あまり覚えていないけれど、その途中の街で一泊したのではないかなと思う・・・。
 詳細は分からないけれど、アルバムに収められている写真の順番で掲載してみよう。

とある街での風景

 草原に向かう途中で一泊した街(だったと思うのだが)。
 たぶん、この辺りのなかでは都会なのだろうが、少し時代が遅れているという感じの街並みだった。市民の暮らしぶりも、まだそこまで裕福ではなさそうであった。

 その街で出会った風景をまとめてみよう。

 上の写真は、オートバイの座席に敷かれたシート。
 シートの姿は、まるで馬にかけられる鞍のようだ。

 絨毯のような素材で、そこには「平安」という文字があるのが分かる。
 つまり、無事故を祈ってのことなのだろう。

 オートバイにこのような鞍型のシートを敷くのは、ひょっとしたら「オートバイ=馬」という、先祖から受け継いできた馬への憧憬というものがあるのだろうか。

 いろんな人が行き交う。
 いろんな生活がある。

 人生は星の数ほどある。

 星の数ほどあるということは、やはり星というのは私たちの魂の故郷なのだろうか。

 上の写真で、少年が乗っている自転車、前輪と後輪の大きさの差が激しい。
 まるで昔の自転車のような感じがする。
 しかし少年はそんなことは微塵も感じないのだろう。
 これがここの日常風景なのだ。

 しかしこのCONTAX G1のレンズ、今見ても恐ろしいほど解像しているのが分かる。
 レンズの写りに妥協のないツアイスだけのことはある。
 CONTAX G1シリーズは、レンジファインダーという趣味性の強いカメラではあったと思うが、この写りをみると、ひょっとしたらLICAくらいに化けていたかもしれない。

 しかし時代はデジタルカメラへと進み、重いレンズ群で、マニュアルフォーカスにこだわっていたCONTAXは、次第に衰退していくのであった。その衰退期になると、試行錯誤をしてバックフォーカスなものにも挑戦したりと意欲的な面も見せていたが、しかし時代がCONTAXに味方をすることはなく、京セラがカメラ事業から撤退したことでCONTAXブランドは消滅した。非常に残念なことではあるが、ある意味潔く、無骨な路線を貫いたCONTAXらしい幕引きであったと思う。

 今日の一冊

 使用しているカメラ・レンズ・機材

これまでの寫眞機帖

Jupiter 85mm F2 Lens LUMIX LUMIX S5

ぼんやり歩いてぼんやり撮って

LUMIX LUMIX S5 UV TOPCOR 50mm F2

最高のノスタルジィレンズ

DP2 Merrill SIGMA

今日はモノクロ日和(神楽坂にて)

Lens SIGMA SIGMA 30mmF1.4 DC Art SIGMA SD15

お正月に歩いて

LUMIX LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 LUMIX S5

三ノ輪 → 浅草周辺

E-PL2 Ohters

旅立ったキミへ(4)

Mobile Phone Ohters

旅立ったキミへ(3)

Mobile Phone Ohters

旅立ったキミへ(2)

Mobile Phone Ohters

旅立ったキミへ(1)

Lens LOMO T-43 40mm F4 LUMIX LUMIX S5

シャッターチャンスは突然に

LUMIX LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 LUMIX S5 SIGMA

中目黒 → 祐天寺

LUMIX LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 LUMIX S5 SIGMA

下北沢へ

LUMIX LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 LUMIX S5 SIGMA

“希望”という名のラーメン屋へ

DP2 Merrill SIGMA

いいカフェを見つけたこと

DP2 Merrill SIGMA

遅れて出かける初詣

Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens LUMIX LUMIX S5

CONTAX Gレンズを見直す

Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens Ohters

中国研修にて(11)・・古いアルバムから

Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens Ohters

中国研修にて(10)・・古いアルバムから

Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens Ohters

中国研修にて(9)・・古いアルバムから

Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens Ohters

中国研修にて(8)・・古いアルバムから

写真好き、カメラ好き、レンズ好き

瀬戸郁保 Ikuyasu Seto

スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。

本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
また、運営上の事情により、写真のファイルは圧縮や画面に合わせて縮小せざるを得ないところがあります。よって、本サイトで掲載している写真は、カメラの性能をそのまま現したものではなく、また、本サイトの目的はカメラの性能を示すためのものではないことをご了承ください。
しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。

Categories Carl Zeiss Planar T*45mm F2 CONTAX G1 Lens Ohters

About

東京の表参道で鍼灸院と漢方薬店を営んでいます。趣味は写真、カメラ、レンズ。街のスナップなどを中心に、写真表現を楽しんでいます。鍼灸は、二階堂師匠から受け継いだ本治法と呼ばれる古典鍼灸をメインにしています。漢方薬はイスクラとJPSです。

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