雲の重なりが絶妙な詩になりました。
この瞬間を切り取っておきたい。
このときもって歩いた、手元にあったのがオールドレンズ、Helios 44M。
カメラはPanasonic GX8。
このような雲は、快調豊かなフォビオンセンサーがいいだろうなと思いつつ、今日、この瞬間に手にしているものが最上で最適。
人生はその時その時を、その条件で楽しむのが一番だ。

なかなかいい絵が出てきました。
改造は豊かではないし、ノイズもある。
けど、まさに絵画のような情緒ある印象。
なんでもない日常、東京という街で撮った一枚。
たしかにこういう景色にみえたのだ。


Heliosは年代を追っていくつかの型番があります。
ぐるぐるボケが激しく出る44-2が一番有名かもしれませんが、ここで装着していたのは44Mタイプ。
正直なところ、私はこの区分がよくわからなかったのですが、外国の方がYouTubeで解説してくれています。
44Mはぐるぐるボケはゆるい感じですが、写りは絞るととけっこうシャープにもなるし、開放は開放で解像度が下がってこれもたのしい。自分にとっては好みのレンズです。

使用している寫眞機・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖

写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
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