本日のカメラ:CONTAX G1
市場へ行くと・・・
もう20年近く前のことだから、細かい行程はほぼ覚えていない。
写真を見ると、あ、行った行った、みたいなことは思い出せる。
アルバムには時間系列で写真が入っているので、なんとなく流れはわかるけど、覚えているというレベルではない。
どういった時間に出かけたのかは覚えていないが、おそらく市場だから早朝だろう。
たぶん、他の会員のことなどはそっちのけで、旅の興奮そのままにホテルを出ていったのかもしれない。
インドやネパールといったところを旅すると、とにかく市場に行くのが好きだった。
その国の、その地域の人々の生活がリアルに飛び込んでくるから、そこの生活を感じるためには市場が一番だ。そして、写真も撮りごたえがある。
街を歩いて、もちろん偶然だが、一般の人が集まる市場を見つけたのだ。
羊の肉の解体
北の地域は羊の肉をよく食べる。
東洋医学・中医学の薬膳では、羊は熱の性質が強い食べ物と分類される。なので、寒い冬にこそ食べるものであるとされ、逆に言えば、夏の暑い日に食べると熱に熱が重なるので熱中症などの原因にもなってしまうため注意が必要だ。
この地域さながらに、市場の中には羊を解体している業者がありました。
あまりにリアルに命をいただく現場。
日本人の私にとってはとてもショッキングに映るのだが、これは“命をいただく”ということを改めて思い知らされる、命のやり取りの場面なのだ。
私たちはこの度の中で、幾度となく羊肉を食べました。
丸焼きを一つ頼んだこともありました。
それら一つ一つは、こういった市場での現場があってのことなのだと思うのであります。
日本で普段生活するとき、私たちは普段の食事を命のやり取りで出来ているという自覚が少ないのかもしれません。明日の身体は私が今日食べたもので出来ている。だとしたら、私の命は昨日の命で出来ているのだ。
それを思ったら、食事を疎かになんかできないはずだろう。
どうしてそんな食事を粗末に扱うのだろう。
いのちのやり取りの連続で活かされているという感覚を、忘れてしまっているような気がしてならない。
いろいろな人が行き交う朝の市場。
家の食事、お店の料理、いろんな仕入れのためにめいめいが集まる。
そして、そこでは様々なものが売られ、買われ、そして命のやり取りがある。
鮮烈な場面もあったが、生きるための活気を感じた。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。
[…] 中国研修にて(3)・・古いアルバムから […]
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