本日のカメラ:CONTAX G1
包頭はレアメタルで沸き立っていた
前回書いたように、包頭に着いたときは真っ暗だった。
ここは田舎だ…
電気もないのか…
そんな印象をもちながらホテルに着き、そして今日はもう移動の疲れを癒すためにすぐに寝ることにした。
そして・・・
目ざめて驚いたのだ・・・
なんとホテルから見える景色は大都会だったのだ。
その景色も写真に納めたと思ったけれど、見当たらない・・・。
いや、フィルムだからもったいなくて窓からの景色なんて撮らなかったのかもしれない。
あればその景色をお見せしたかったのだが、それはないので、早朝外に出たときの景色をお見せしよう。
新興住宅的なイメージの街
朝早く起きて街を歩くと、そこは急激に開発されている街の光景を見ることができた。
さまざまなオブジェクトや、いささか中国とは似つかないどこか欧風な建物も混じる。その景色は、新興住宅街のようなものであって、あまり文化的な香りはしない。レアメタルで沸き立つ包頭の街は、稼ぎをそのまま街に投資しているのだろうか。“鹿のいる場所”なんていうのはもうとっくに死語になっていて、誰もがその記憶をなくし、そこに戻ることも考えていないのだ。
中国はとにかく広い
私は大学生のゼミで貿易論を学んでいました。
ゼミの先生はもう退官近かったので、それほど授業に熱心ではなく、新聞記事やニュースなどを軽く話す程度だった。それはそれで面白かったのではあるが、今思うと刺激が足りなくて、“大学に入ったからにはゼミに”という目的はあまり達していなかったように思う。
そのゼミで、グループになって一つのテーマを掘り下げるというのがあった。
私は仲の良かったA君と一緒になった。
彼はさまざまな国へ旅行をしていたので見聞が広く、中国についてもそれなりの知識を得ていた。
そんなこともあって、私たちは中国を研究材料にすることになったのだが、私がこの中国研修で初めて中国を訪れたのは、あれからどれくいの月日が経っていたのだろうか。それなりに勉強もして、中国について学んできたはずなのだが、包頭なんて都市の名前は聞き覚えがなかったし、中国の発展が予想以上で驚いたのだ。
そう・・・
とにかく中国は広いのだ。
歴史も、土地も、スケールも・・・。
何もかもが広いのが中国であることを実感したのだ。
日常の風景はふつうに
しかし、かといって普通の日常の生活がないわけではない。
北京や上海に比べればまだまだここは田舎だ。
普通の生活はすぐそこにある。
時代にうまく乗れる人、そのままとどまってしま人。
どの国にも、どの時代にも、それぞれの境遇というものがある。
この激動する中国のなかを生き抜くことは、並大抵のことではない。
しかし、その境遇の中で生き抜くことがまた人生なのだろう。
今日の一冊
使用しているカメラ・レンズ・機材
これまでの寫眞機帖
写真好き、カメラ好き、レンズ好き
瀬戸郁保 Ikuyasu Seto
スマートフォンのカメラの性能が上がったけれど、やっぱりカメラが好き。とくに濃い感じの絵作りが好きです。メインはSIGMA。本業は鍼灸師、国際中医師、気功などの東洋医学畑。東京の表参道で源保堂鍼灸院・薬戸金堂を営んでいます。
本サイトの写真について
本サイトの写真は、基本的にはRAW現像したものです。
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しかし、それでもカメラが好きなものとしては、各カメラの絵作りのようなものが伝わればと思っておりますので、その参考になれば幸いです。
[…] 中国研修にて(2)・・古いアルバムから […]
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